高山市 K様邸 古民家再生事例

継承するというコト

受賞

  • 2005年
    全国リフォームデザインコンテスト
    【全国特別優秀賞】
    (中)日本増改築産業協会主催
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【築100年】
完工年月 平成16年12月
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「残さなければいけない」強い気持ちから全面改築を決意

今からおよそ100年前に建てられ、現在まで何代も受け継がれてきた古民家。
お施主様が「残さなければいけない」強い気持ちから、今回全面改築を決意されました。その時会話の横にみえたお祖父さんが、とても嬉しそうな顔をされていたのが印象的でした。
「古すぎているから果たしてお金をかけても良くなるんだろうか?」という相談から始まりました。
土台腐食、床なり、戸が開かない、屋根・外壁の痛み...などなど経年による老朽はかなりのものでした。間取りの悪さも含め増改築で解決したい。

経年による老朽

数十年前にも大きな改築をされてたようです。その頃、流行っていた「新建材」とよばれる本物調の材料が多く使われていました。大きな柱、梁も新建材に隠され伝統的建物の魅力が半減しています。しかし昔の断熱技術を考えると、やむおえなかったのでしょう。

見た目は古民家らしく、現代の快適な暮らしをご提案しました。動線は最小限に収納は十分確保。古い柱、梁、母屋・カギヅル掛けを表わして、囲炉裏は無いが食卓上で昔風の雰囲気を演出しました。物置に眠っていた糸車を照明に変え再利用し、断熱工事を施し天井が高い吹き抜けのあるLDKを提案しました。

Before


昔の家はどこの家にも囲炉裏がありました。
工事前の写真は「かぎづる」をぶら下げる為の「かぎづる掛け」と呼ばれるもの。囲炉裏は復活させませんでしたが、昔のままに戻し、ダイニング照明の一部として再利用しました。

Before

2階の物置からススで黒くなった糸車を発見。昔は2階で「養蚕」をしていたそうです。
昔の人になりきって、糸を巻きました。そこに電球を埋めて、照明器具のでき上がり

Before

生活感あふれる玄関から、お客様をお招き入れる為の玄関に再生。

洋風の家具もシックにまとまる空間になりました。


お手洗いも使いやすくなり、照明にもこだわりを入れました。


お客様の声

「なんだか、料亭におるみたいや。今年の冬は、本当にあったかくて、本当ありがたかったなぁ」との事。春に向けて精を出すお祖母さんに畑でお話をいただきました。