実績「増改築物語」～古さを活かした新しい家

	古民家というと「寒い家」と連想されますが、断熱方法と暖房手段によって「とても暖かい家」になります。古民家特有の空間を利用し、立体的な間取りを創ることによって問題を解決しました。平面的から立体的になった空間をご覧下さい。


	所在地高山市朝日町Ｉ様邸構造伝統工法築年数約150 年工事面積 113 m² 家族構成祖母、母、息子様夫婦、子供２人

「おばあちゃんが暮らしやすくしたい」

施主様のこんな思いからスタートしました。
これまでトイレに行くにも、段差の多い道筋をたどらなければなりませんでした。
もう一つの使命は子供部屋をつくること。限られた空間の中でどう部屋を増やすか。何かをあきらめるのではなく、どんな方法で実現できるかが大切です。
最初から「出来ない」なんて言いません。なんとか実現しよう、それが私達プロの仕事なんですから。

高いけど低い所もある古民家特有の間取り、ここに着目。
デメリットをメリットに変える立体空間。

寒いという問題を「断熱」と「暖房手段」で解決

「段差だらけ」が「どこでもフラット」に

アンティークな小物で遊びたい



使い勝手の悪かった中２階や隠れていた梁組みも、昔に戻したら子供達にはまるで「秘密基地」ご先祖様から頂いた大切なお住まいは、現世代に受け継がれつつありますね。


「生まれ育ったこの家。愛着いっぱいの家。とっても大好きなの」お婆さん、笑顔でお話下さいましたね。長い間隠れていた柱や梁、大切にしている庭や芝生、慣れ親しんでいる裏山、みんなまとめてプレゼント！


この薪ストーブ１台で暖かくなりますよ。最初は半信半疑だったと思います。何故なら、冬の寒さはハンパじゃない地域ですから。今では「暖かい」より「暑い」時もあるそうで建具を開け放つ事もあるとか。

写真に写るほとんどの小物は、お母さんが飾りつけた物。とっても素敵ですよね。工事前も完成後に負けないくらい素敵だったんです。
正直「一体どこを直されたいのだろう？」と思ったほど。

聞けば、家族全員「和アンティーク」が趣味だとか。
なるほどです。

家も新しくなったし、お洒落が更に楽しめそうですね。

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